遠方から、
仙台七夕まつりに出かける
予定を立てているなら、
仙台七夕まつりの由来や歴史、
七夕飾りについて覚えておきましょう。
記事の後半では、
見どころと穴場スポットについてもお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
■ 今さら聞けない仙台七夕まつりの由来や歴史とは
皆さんの地域は、7月7日が七夕でしょうか。
仙台七夕まつりは、
毎年8月6日、7日、8日の3日間に行われます。
旧暦採用から新暦採用になったのはいつ?
七夕は本来、旧暦7月7日の行事です。
それは、仙台でも例外ではありませんでした。
新暦日付の月遅れ(8月6日・7日・8日)に
開催されるようになったのは、
昭和3年からだと伝えられています。
新暦採用になった流れは?
明治6年に新暦が使われるようになったころ、
日本の七夕は廃れてしまいます。
そうした状況の中、
第一次世界大戦後の不景気を吹き飛ばそうと、
仙台商人たちが七夕まつりを
復活させたのは昭和2年。
そして、昭和3年から旧暦を大事にして、
仙台では月遅れの8月に
行うようになったそうです。
「伊達正宗公」の話
もともと仙台七夕まつりを広めたのは、
「伊達正宗公」であるという説があります。
江戸時代の初期のことだそうです。
決定づける記述は見当たりませんが、
伊達政宗公が詠んだ和歌の中に、
「七夕」を題材にしたものが8首あることから、
仙台で七夕の風習があったのは
間違いないと考えられています。
■ 地元だから知っている仙台七夕の見どころや穴場とは
それでは仙台七夕まつりに向けて、
見どころや穴場をお伝えしますね。
外せないのは、前夜に開催される花火大会。
8月5日になります。
例年通りだと、時間は19:00~20:30(予定)。
雨天決行で、荒天中止です。
仙台七夕まつりの笹飾りは、
仙台駅前から中央通り、
一番町通りのアーケード街にかけて
見ることができます。
「おまつり広場」となる
「勾当台(こうとうだい)公園市民広場」では、
* ステージイベント
* 七夕の歴史を学べる展示、
* 宮城県のおいしい食材を集めた出店
* 七つ飾り作成体験
* 短冊記入コーナー
などを楽しむことができます。
その年によってジイベントの詳細は、
まだ発表されていません。
見ておきたいのは、「仙台すずめ踊り」。
こんな感じです。
すずめ踊りは、各地のイベントでも有名ですよ。
仙台七夕の穴場となれば、
前夜に開催される花火大会の観覧スポットの話になります。
会場に近いわりに、
ゆったりと花火を見られるのは、「青葉城址」。
会場からは離れてもいいなら、仙台市野草園の付近。
丘になっているところから花火を見ることができます。
最後に「七つ飾り作成体験」の七つ飾りについて、
説明しておきますね。
仙台七夕まつりの七つ飾りには、
一つ一つに願いが込められています。
— 吹き流し
https://www.instagram.com/p/BN4NZsTjH2g/?utm_source=ig_web_copy_link
仙台七夕の飾り付けでは、
くす玉がついている「吹き流し」が主役となっています。
吹き流しに込められる願いは、
織姫(おりひめ)にちなんで、
機織(はたおり)や技芸(ぎげい)の上達です。
— 紙衣(かみごろも)
紙衣は、着物の形をした飾りです。
伝説に出てくる棚機女(たなばたつめ)が織って、
神に捧げたという衣を表しています。
「病気や災害・災難の身代わりとして捧げる」
「裁縫の上達」の2つの願いが込められています。
— 折り鶴(おりづる)
長寿の願いを込めて、
最年長者の年齢の分だけ鶴を折って
飾るのが伝統的な飾り方です。
— 巾着(きんちゃく)
富貴を願いが込めらえます。
お金持ちになることを願うばかりではなく、
節約や貯蓄の心を養う意味が込められます。
— 投網(とあみ)
投網(とあみ)を飾るのは、大漁祈願です。
幸運を集めるという意味も込められます。
— 屑篭(くずかご)
整理整頓や清潔(せいけつ)、
ものを大切にする心を養えるように願います。
— 短冊(たんざく)
近年の七夕では、願い事を書きますよね。
古い風習では、
詩歌(七夕に題材にしたもの)などを書いて、
学芸や書道の向上を願ったそうです。
■ まとめ
遠方から仙台七夕まつりに出かけるなら、
前夜の花火大会の観覧も計画に
入れることをおすすめします。
このお祭りに、毎年全国から200万人の
観光客が訪れています。
ホテルの予約やツアーの申込みは、
早めにしておいた方が無難です!
ぜひ、「仙台すずめ踊り」も見てきてくださいね。
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